一人親方は法人化するべき!その理由とメリットやデメリットを紹介

自分一人で建設業を営む「一人親方」は個人で経営されている人が多いでしょう。

自分ひとりで案件を受注しているため、開業届を出して個人事業主として活動している人が多いはずです。

ただ、そのような一人親方も「今後のために法人化した方が良いのか」と悩んでしまう場面もあるはずです。

法人化は良い話も悪い話も聞くため、どうすれば良いのか決断できないでしょう。

今回はそのような方々に向けて、一人親方は法人化するべきかどうかについてご説明します。

まずは結論としてどうするのが良いのか考えていきましょう。

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そもそも一人親方とは

最初に今回想定する一人親方についてご説明します。

一人親方とは一般的に建設業で、従業員を雇用せずに自分だけで事業を営む人を指します。

場合によっては家族が働いている可能性もありますが、それらは例外として基本的には一人で働いている状態です。

建設業はスキルがあれば活躍できるため、経験を積んで独立する人が多い傾向にあります。

そのような人たちの中で、個人で独立をして一人で仕事をしている人は一人親方に該当していると考えてよいでしょう。

一人親方は俗にいうフリーランスのような状態で、自分の裁量で案件を受注して仕事をします。

個人であるため案件があってもなくても他人に迷惑がかからず、自分の裁量だけで仕事をしたり生活したりできます。

ただ、個人事業主に該当するため、会社のように社会保険があまり適用されないなどのデメリットもあります。

まずは一人親方の概要を理解して、皆さんの働き方は一人親方に該当するのか考えてみてください。

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一人親方は法人化するべきなのか

さて、一人親方は法人化するべきかどうかですが、一般的には法人化を目指した方が良いでしょう。

状況によっては法人化しない方が良いケースもありますが、法人化すべきケースも多々あります。

例えば一定以上売り上げがあると、一人親方ではなく法人化した方が良い可能性があります。

個人と法人では発生する税金が異なり、税金の仕組みが違うため税率なども異なっています。

あるタイミングで個人で支払う税金は法人に支払う税金を超えてしまい、法人化した方が節税できる可能性があります。

また、一般的には個人よりも法人の方が従業員を雇いやすくなります。

従業員を雇えば自分一人では受注できない案件も受注できるようになり、売上アップなどにつなげられるようになります。

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一人親方が法人化で得られる4つのメリット

一人親方が法人化すると具体的には以下のメリットがあります。

  1. 社会的信用力が高まる
  2. 節税できる可能性がある
  3. 経費の範囲が広がる
  4. 事業拡大がしやすい

それぞれについてどのようなメリットがあるのかご説明します。

法人化のメリット1:社会的信用力が高まる

一人親方が法人化すると社会的信用力が高まります。

一般的には個人よりも法人の方が社会的信用力が高いと考えられ、建設業においてもこれは例外ではありません。

個人よりも法人の方が社会的信用力が高いと考えられる理由は様々あります。

例えば法人の設立は個人事業主の設立手続きよりも負担がかかります。

そのような負担を抱えてでも法人を設立するため、その姿勢が信用力につながるのです。

また、法人化すると資本金などが目に見える形となります。

仕事を発注する側や従業員の募集に応募する側として相手の状況が把握しやすくなり、これも社会的信用力の向上につながります。

社会的信用力の高さは、案件の獲得のしやすさなどにもつながってきます。

社会的信用力を大きく高められることは、法人化する大きなメリットと考えてよいでしょう。

法人化のメリット2:節税できる可能性がある

上記でも説明しましたが、一人親方が法人化すると節税できる可能性があります。

個人と法人では課税される税金が異なるため、税金の種類の違いによって支払う税金が少なくて済むかもしれません。

ただ、間違えてはいけないのは、一人親方が法人化すると必ず節税できるとは限らないことです。

状況によっては節税できますが、むしろ税金が上がってしまう可能性もあります。

節税を意識して法人化するならば、税金のプロなどのアドバイスを受けたほうが良いかもしれません。

どの程度の金額で法人化を検討すれば良いのかは一概には言えません。

ただ、一人親方の所得として年間500万円を超えるようになれば、個人ではなく法人化を考えた方が良いでしょう。

法人化のメリット3:経費の範囲が広がる

法人化すると経費の幅が広がります。

個人事業主の場合は一人親方としての仕事に関わる部分しか経費に計上できませんが、法人化すると状況が変化します。

基本的に個人事業主で経費に計上できるものは、法人化しても経費に計上できます。

この点については大きな違いがないため、あまり意識する必要がないでしょう。

例えば現場で利用するために購入したものは、基本的に全て経費へ計上できます。

意識してもらいたいのは個人事業主の場合経費に計上できなかったものです。

例えば個人事業主として一人親方をしていると、親方同士の飲み会は経費に計上できません。

直接的に一人親方として仕事をしたわけではないため、経費には計上できないのです。

それに対して法人化すると、このような支払いは経費として計上できる可能性があります。

同じ親方同士の交流会のような扱いとなるため、法人の営業活動として認められる可能性があります。

ここでご紹介したものは一例ですが、基本的に法人化すると一人親方の時よりも経費の幅が広がります。

経費の幅が広がると所得が減少するため、税金が下がるなどのメリットにつながります。

法人化のメリット4:事業拡大がしやすい

法人化によって社会的信用力が高まり、事業拡大がしやすくなります。

大規模な案件が受注しやすくなったり、従業員を雇いやすくなったりします。

一人親方の場合は簡単には事業拡大ができません。

自分一人で対応できる仕事には限界があるため、規模の大きな案件を受注できないのです。

自分が対応できるスキルを持っていても、手が空いていないために受注できないかもしれません。

また、個人事業主で社会的信用力が低いと、規模の大きな案件を発注してもらえないかもしれません。

クライアントによってはある程度の規模の会社にのみ案件を発注している可能性があり、一人親方ではどうしようもなくなってしまうのです。

他にも、働く側の観点からすると個人よりも法人の方が安心感があります。

そのため一人親方よりも法人化した方が、安心感が高まり事業拡大に向けて従業員を雇いやすくなります。

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一人親方が法人化で被る2つのデメリット

一人親方の独立は残念ながらデメリットもあります。

具体的には以下のデメリットが挙げられます。

  1. 準備にお金と時間を要する
  2. 改めて許可を取得する必要がある

それぞれについてどのようなデメリットであるのかご説明します。

法人化のデメリット1:準備にお金と時間を要する

一般的に法人化にはお金と時間を要してしまいます。

様々な準備をしなければならず、これが負担になってしまうケースが多々あります。

例えば法人化するとなると資本金を用意しなければなりません。

法人は資本金を利用して事業を営むため、ある程度まとまった資金が必要です。

100万円単位でお金が必要となる場合も多く、法人化する際のハードルになってしまう可能性があります。

また、法務局で法人登記をする際には登録免許税の支払いをしなければなりません。

個人事業主の申請をする際にはそのような支払いは発生しないため、これも法人化によるデメリットだといえます。

他にも、法務局に申請する様々な書類作成には時間を要します。

10種類以上の書類作成が必要となり、専門的な知識がなければ作成が難しいものもあります。

自分で作るとなると時間を要してしまい、時間的な負担がかかるのもデメリットです。

法人化のデメリット2:改めて許可を取得する必要がある

今まで利用した建設業の許可は利用できなくなります。

建設業の許可は個人から法人へと引き継ぎできないため、改めて申請をしなければなりません。

自分で申請したならば再度申請できるかもしれませんが、建設業の許可申請には時間がかかります。

また、法人化して申請する場合は個人よりも必要な書類などが多く、申請の難易度が高まってしまいます。

また、状況によっては許可が下りるまで案件に着手できなくなってしまいます。

改めて建設業許可の取得が必要となる点でデメリットがあります。

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一人親方が法人化する流れ

一人親方が法人化する際は大きく以下の流れです。

  • 法人化で必要な情報を決める
  • 印鑑など必要な物を作成する
  • 資本金を用意する
  • 必要書類を作成し提出する

まず、一人親方が法人化するために必要な情報を決定しなければなりません。

例えば法人は法人名や法人の所在地などが必要となります。

これは基本的な情報を含めて必要な情報は事前に検討しておかなければなりません。

続いて、法人で利用する印鑑などの作成が必要です。

法人化すると個人と異なり法人用の印鑑が必要とされます。

法人登記の際に必ず必要となるため、事前に作成するようにしておきましょう。

なお、法人化する際の印鑑でお困りの場合は、「安いんかん」をご利用ください。

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そして、法人化するにあたり忘れてはならないのが資本金の用意です。

資本金は事前に払い込みをしなければならないため、法人化にあたり必要な資本金を現金で用意しておきましょう。

なお、最終的には銀行口座に入金するため、手元に現金がなくても銀行口座に入金されていればまずは差し支えありません。

資本金の準備まで完了すれば、必要な書類を作成して法務局に提出します。

法務局に提出する書類は法人化の内容や状況によって少々異なります。

法務局の情報を参考に作成するようにしましょう。

内容に問題がなければ2週間程度で法人化が完了します。

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まとめ

一人親方の法人化についてご説明しました。

法人化するかどうか悩んでいる一人親方は多いですが、基本的には法人化をおすすめします。

ただ、どのようなタイミングでも法人化がおすすめできるとは限りません。

例えば売上が少ない段階で法人化すると、税金面で損をしてしまう可能性があります。

焦って法人化するのではなく、よく考えて計画的に法人化した方が良いでしょう。

なお、法人化するタイミングや法人化の手続きは、専門知識の無い皆さんには難しいかもしれません。

そのため一人親方の法人化について悩んだ場合は、まず経営サポートプラスアルファにご相談ください。

皆さんのご質問やご要望を踏まえ、法人化が最適な場合は皆様の手続きをサポートします。

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