ひとりでできるもんで会社設立は可能?やり方とリスクについて認識しよう

会社設立をするためのサービスとして、ひとりでできるもんがあります。自分で会社登記に必要な書類を作成するサービスで、会員登録をして情報を入力すれば必要書類の作成が完了します。一人で会社設立の手続きができますので、合同会社や株式会社を設立したいと考えている人に人気です。

人気で注目を集めているサービスではありますが、実際にどのようなサービスか理解できていない人は多いでしょう。今回はひとりでできるもんの説明と本当に自分一人で会社設立をしても問題がないのかについて考えてみます。

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会社設立はひとりでできるもんで可能

冒頭でご説明したとおり会社設立はひとりでできるもんを利用すれば自分一人でも可能です。まずはどのようなサービスであるのか簡単に把握しておきましょう。

会社設立のひとりでできるもんとは

会社設立のひとりでできるもんとは自分で法人の設立手続きをする際に、必要書類の作成をサポートしてくれるサービスです。本来は法務局のサンプルなどをベースに自分で作成する必要がありますが、ひとりでできるもんを利用すれば簡単に作成が可能です。

具体的にはひとりでできるもんに登録をして利用料を支払うと、必要情報をフォーム形式で入力できます。フォームに入力した内容をひとりでできるもんのシステムが自動的に処理して、必要書類の作成をしてくれるのです。利用者はこの書類を法務局に出すだけで合同会社や株式会社の設立ができる仕組みとなっています。

また、株式会社を設立する場合には、会社設立の際に定款を公証人役場で認証してもらう必要があります。この定款認証には「電子定款」と呼ばれる方法があり、専用の機器を利用していれば電子的に定款の認証ができます。一般人で機器を揃えるのは手間が掛かる作業ですが、ひとりでできるもんでは必要な機器を揃えていてこちらも代理で対応してくれます。

全体的にひとりでできるもんは利用料を支払えば必要書類の作成のサポートをしてくれます。とはいえ、作成書類の中身のサポートをしてくれるわけではなく、あくまでも自分で決定した内容を入力して書類を作成してくれるだけです。

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合同会社と株式会社の設立が可能

ひとりでできるもんでは合同会社と株式会社の設立が可能です。現在はこれら以外にも会社の形態がありますが、ひとりでできるもんはこれら2つにのみ対応しています。他の形態で会社設立をしたいと考えている場合には注意が必要です。

とはいえ、合同会社と株式会社は現在日本にある会社の大半を占めています。そのためこれらの会社に対応しているひとりでできるもんを利用すれば、大半の人は必要な書類を作成できるでしょう。合資会社など合同会社や株式会社以外の会社を設立したい人は、残念ながらひとりでできるもんでは解決できません。

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ひとりでできるもんで会社設立をする流れ

具体的にひとりでできるもんを利用して会社設立をする場合、どのような流れになるのかをご説明します。

株式会社や合同会社の基本事項を決定

最初に会社設立にあたり必要事項を決定しなければなりません。株式会社を設立するか合同会社を設立するかによって、決定しなければならない事項は少々異なります。

株式会社の場合は以下の項目を決定します。

  • 商号(会社名)
  • 本店所在地
  • 資本金
  • 会社の目的
  • 事業内容
  • 設立日
  • 会計年度
  • 株主の構成(比率)
  • 役員

合同会社の場合は以下の項目を決定します。

  • 商号(会社名)
  • 本店所在地
  • 資本金
  • 事業目的
  • 事業年度
  • 役員構成

他にも決定しておいた方が良い項目はありますが、最低限の項目を決定しておくと先に進みやすくなります。会社設立では様々な項目を決定しなければなりませんので、決めなければならないことが出た場合はその都度立ち止まって決定しなければなりません。

なお、合同会社の場合は株式会社よりも会社設立で決めなければならない項目が少なくなっています。これは合同会社が株式会社よりも簡単に設立できる会社として設けられたものだからです。決定項目が少ない状態が正しいので、その点は心配不要です。

会社設立までに印鑑を作成

ひとりでできるもんを利用する場合でも会社設立印鑑が必要です。会社用の印鑑を作成しなければなりませんので、事前に作成しておきましょう。はんこ屋さんなどのWebサイトを見てみると、会社設立用の印鑑が紹介されています。それらから自分の好きなものを選択すれば問題ありません。

なお、会社の印鑑として登録できるのにはサイズに指定があります。会社の実印として利用できるものは1cm以上3cm以下ですので、自分で好きなものを作成する際は注意が必要です。会社用の印鑑として発売されているものであれば、基本的にサイズの条件は満たしていますので心配する必要はないでしょう。

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ひとりでできるもんの利用料の支払い

基本事項の決定と印鑑の準備ができれば、ひとりでできるもんの利用を開始します。ひとりでできるもんを利用するためには料金が必要ですので、利用料の支払いをしましょう。

合同会社や株式会社を一社しか設立しない場合は、ひとりでできるもんの利用料は2,000円となっています。電子定款を利用する前提となっていますが、たったこれだけの料金しか発生しないのです。もっと高額な利用料を予想していたかもしれませんが、実はこの程度の利用料を支払えばサービスが利用できます。

なお、サービスを利用するにあたり会員登録などが必要です。会員登録に時間が必要となるわけではありませんが、事前に登録してから利用するサービスである点は理解しておくと良いでしょう。

ひとりでできるもんで必要書類作成

サービスへの登録が完了すれば、ひとりでできるもんで会社設立の必要書類を作成していきます。まずは会社の憲法とも言われる定款を作成しなければなりません。定款の作成フォームがありますので、どちらに入力して順番に定款を完成へと近づけていきます。

基本的にはフォームに入力すれば完成しますが、株式会社では定款の認証を受けなければなりません。公証人役場に出向き定款を認証してもらう作業が発生します。

ただ、ひとりでできるもんでは電子定款と呼ばれる仕組みを採用していますので、公証人役場へ出向く必要はありません。必要な事項を入力して定款の作成作業を依頼すれば、ひとりでできるもんの行政書士が電子定款の作成手続きをしてメールで送付してくれます。手続きには数日かかりますが、私たちは完了メールを待つだけです。

なお、必要書類の一部は電子媒体で法務局に提出しなければなりません。電子定款などをCD-RやDVD-Rに保存して提出するのです。事前に媒体やデータを格納するためのパソコンを用意しておくとスムーズです。

また、電子媒体で提出しない書類については、印刷して紙で法務局へ提出します。そのためこれらの書類については、事前に印刷をしておかなければなりません。ひとりでできるもんでフォームを埋めていくと印刷する書類の完成形が表示されますので、それを印刷しておきましょう。

必要書類は株式会社と合同会社で異なります。ただ、ひとりでできるもんで会社設立にあたり必要事項を選択していけば、自動的に必要な書類が選択されて作成できるようになっています。

株式会社や合同会社の出資金払込み

必要書類の作成が完成すれば、株式会社や合同会社の出資金を払込みします。出資金の払込みは会社設立の代表者の個人口座で行います。会社設立時に複数人が関わっている場合は、誰か一人を代表者に指定しなければなりません。

出資金の払込みするときの注意点として、必ず改めて入金作業をしなければならないことが挙げられます。単に通帳に残高があれば良いのではなく、出資金に該当する金額を改めて払込みしないといけないのです。

例えば出資金100万円であれば、口座残高が100万円以上あれば良いというわけではありません。仮に残高が100万円以上あっても、一度100万円を出金してから再度出資金の払い込みという形で100万円を入金しなければなりません。

なお、出資金の払込みをした事実は法務局へ必要書類とともに提出しなければなりません。そのため会社設立時には、払込みがわかる通帳のコピーを用意しておく必要があります。

法務局で会社設立の手続き

上記で作成するものの用意は完了です。必要書類と電子媒体を持って法務局へ提出しに行きましょう。

法務局では株式会社や合同会社を登記するにあたり、登録印紙税を支払わなければなりません。そのため、株式会社にあれば最低15万円、合同会社であれば最低6万円の収入印紙を購入して台紙に貼り付けします。台紙は必要書類として印刷しているはずですので、そこに貼り付けをしましょう。

提出書類については事前に法務局の担当者が確認してくれます。確認なしでの提出も可能ですが、不備があると困りますのでできるだけ確認してもらいましょう。何かしら間違いがあればその場で修正できますので、訂正印の持参をおすすめします。

特に何も指摘されず書類の提出ができれば、約一週間で登記が完了して会社設立が完了します。

会社設立の代行費用0円、個人事業主とのメリットデメリット流れと手順

会社設立でひとりでできるもんを利用するリスクを意識する

これまでご説明したとおりひとりでできるもんを利用すれば会社設立の必要書類が作成できます。合同会社も株式会社も書類作成が可能ですので、一人での会社設立が実現できるのです。

ただ、ひとりでできるもんではあくまでも書類の作成を支援してくれるサービスです。書類に必要な事項は自分で考えなければなりません。そのため場合によっては、間違った知識で書類を作成してしまうリスクがあります。

もし誤った知識で書類を作成してしまうと、後悔につながるかもしれません。一度登記した内容は簡単に変更できませんので、間違ってしまうと大変なのです。体裁よりも重要な内容に対するサポートが無いのは大きなリスクです。最終的には間違った知識が原因となり、無駄な費用が発生してしまうなどのリスクも考えられます。

例えば定款で本店所在地の書き方を間違えてしまうと、後々定款修正で無駄な費用が発生する可能性があるのです。これは一例ですが、ひとりでできるもんでは入力内容まで完全にサポートしてくれるわけではありません。自分の判断で書類を作成するリスクもあると理解しておきましょう。

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会社設立はひとりでできるもんではなく専門家に任せても良い

ひとりでできるもんを利用すれば会社設立をひとりでできるとご説明しました。必要書類の作成はできますので、確かに合同会社も株式会社も設立はできます。

ただ、書類の内容は自分で考えなければなりません。そのため誤った知識でフォームを埋めてしまい書類を作成してしまうリスクがあります。基本的には皆さん会社設立の初心者のはずですので、間違えてしまう可能性は十分あるのです。

その点を踏まえると、必ずしも自分で会社設立するのではなく、専門家に任せるのも一つの手段です。例えば私たち「経営サポートプラスアルファ」にご相談いただければ、手数料0円で書類作成に必要な事項を決めるサポートからできます。「間違えるのは嫌だ」「納得して会社設立したい」という気持ちがあるならば、ぜひご相談ください。

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