資本金が多いとメリットがある!多いことによるメリットを解説

法人を設立するにあたり、重要となるのは資本金の金額です。資本金は会社の体力を示す部分ですので、基本的には多いほどメリットがあります。

皆さんも感覚的に「資本金は多い方がメリットがある」と考えるでしょうが、その具体的な理由やメリットについて理解できている人は少ないでしょう。今回は資本金が多いとどのようなメリットがあるのかについても説明し、資本金の多さを活かすためのポイントについてもご説明します。

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資本金が多い6つのメリット

資本金が多いと様々なメリットがあります。特に注目してもらいたいメリットを挙げると以下のとおりです。

  1. 社会的信用度が高まる
  2. 利息がかからない
  3. 融資を受けやすくなる
  4. 債務超過になりにくい
  5. 事業拡大をしやすい
  6. 株主を増やしやすい

資本金が多いメリット1:社会的信用度が高まる

一般的に資本金が多いほど社会的信用度が高まります。資本金は会社の体力とも言える部分ですので、多いか少ないかは非常に重要なのです。皆さんも資本金が多い会社の方が、社会的信用度が高いと感じるのではないでしょうか。

このような印象を持ってもらえる理由は、資本金が多いほど支払い能力が高いと考えられるからです。現金が多い会社は支払いに困る可能性が低いですので、クライアントに安心して取引してもらえるメリットを生み出せます。支払い能力の高さを示せるのは、ビジネスをするにあたり非常に大きなメリットです。

また、資本金が多い会社は「資本金を多くできるだけの事業規模がある」との印象も持ってもらえます。小さな会社ではなく、ある程度は資本金を増やせる会社という点で信頼感を高められるメリットがあるのです。支払いに対する信頼感だけではなく、事業規模に対する信頼感が生まれます。

もちろん、会社の社会的信用度は資本金だけで決まるわけではありません。資本金が多い会社でも、社会的信用度が低い会社はあるでしょう。ただ、一般的には資本金が多いほど、社会的信用度が高まるメリットを生み出せます。

資本金が多いメリット2:利息がかからない

資本金は借入金とは異なり、利息のかからないお金です。そのため資本金を多く用意しておけば、利息を支払うことなく会社を運営できるメリットがあります。

銀行などから借り入れをしていると、元本と利息については支払える状況にしなければなりません。売り上げが少ない状況であっても、最低限これらの支払いはできるように確保しなければならないのです。たとえ売上がゼロ円の状態でも、資本金や借入金から返済をしなければなりません。

しかし、資本金が多い会社ではこのような心配がありません。調達した資本金には利息がかかりませんので、元本や利息分の確保を意識する必要がないのです。仮に売上がゼロ円でも利息で必要以上に損する状態にはなりません。

会社での借入金は高額になるケースが多く、利率が低くとも毎月の支払い金額は会社運営上の大きな負担になりかねません。しかし、資本金は返済する必要がありませんし利息がかかりませんので、会社運営に負担を与えにくいメリットがあります。

資本金が多いメリット3:融資を受けやすくなる

資本金が多いと融資を受けやすくなります。ビジネスが拡大していくにあたり融資を受ける可能性がありますので、受けやすくなるのはメリットです。

融資が受けやすくなるメリットは、社会的信用度の高さから生まれます。上記でご説明したとおり資本金が多ければ、それだけで社会的信用度が高まります。これは一般人だけではなく銀行などからの評価も同様で、融資の際の判断基準になるのです。

資本金が少ない会社に対しては、銀行ならば融資するにあたり「お金を返してもらえるのか」との疑問を抱いてしまいます。その結果、融資が断られてしまう可能性があるのです。

それに対して資本金が多い会社は、「お金を返してもらえるだろう」と安心感を与えられます。社会的信用度が高いとのメリットによって、融資が受けやすいとのメリットも生み出せるのです。

資本金が多いメリット4:債務超過になりにくい

債務超過とは簡単に説明すると資本金など会社の資産よりも、借入金など負債の方が多い状況を指します。例えば会社の資本金が100万円で借入金が300万円になると、債務超過の可能性が高まります。

ただ、資本金の多い会社であれば、そもそも会社の資産が多い状況となります。そのため事業拡大のために借入金を増やしたとしても、債務超過に陥る可能性が低くなります。例えば先ほどと同じく借入金が300万円でも、資本金が500万円と多い状況であれば債務超過にはなりません。

資本金を多くしておけば、直接的に債務超過を防げるメリットがあります。可能な限り資本金で返済できる借入金額に抑えておけば、事業拡大のために安心して借り入れできます。有事の際は資本金を利用して一括で返済できるような状況を最低限保っておきたいのです。

一般的に法人登記してすぐなどの状況では、安定した売上を確保できません。この状態で借入金があると、資本金が少ない会社ではすぐに債務超過に陥ってしまいます。逆に資本金の多い会社は、一定期間売上が確保できなくとも債務超過になりにくくなります。絶対とは言い切れませんが、債務超過になりにくい点はメリットです。

資本金が多いメリット5:事業拡大がしやすい

資本金が多いと事業拡大がしやすくなります。会社は事業拡大をしていくべきですので、取り組みやすいのはメリットです。

資本金が多い会社は、純粋に投資できる金額が多いと考えられます。新しい事業のために設備投資をしたり、人を採用したりできます。資本金が多い状態であれば会社としての社会的信用度が高いですので、物品の購入がしやすかったり人が集まりやすかったりもするでしょう。資本金の多さは事業拡大がしやすいメリットに直結します。

特に人材の採用については、資本金の多い会社が有利です。就職活動や転職活動をしている人の中には、資本金の多い会社だけを選んでいる人がいます。世の中には「資本金の多い会社の方がメリットが大きい」との印象がありますので、このような会社選びをしているのです。

自分の会社の資本金を多くしておけば、このような人材を獲得できる可能性があります。つまり、採用活動において選択肢の幅を広げられるメリットがあるのです。事業拡大の際に人材の獲得について、資本金の多い会社は選択肢が増えやすいメリットがあります。

資本金が多いメリット6:株主を増やしやすい

株式会社の場合は株主を増やしやすいメリットがあります。資本金が多い会社はそれだけ多くの株式を発行しているはずですので、多くの株主を獲得できる可能性があるのです。

基本的に資本金を集めるためには株式の発行をしています。資本金の多い会社は株式が多いはずで、この株式を利用して株主を増やせるメリットがあるのです。必要に応じて自分が保有している株などを売却し、経営に参画してもらいます。

また、株主を増やすために資本金を増やすという選択肢もあります。新規の株式を発行すれば資本金の調達ができます、株主も増やせるというメリットがあります。

状況にもよりますが株主が増えれば、それだけ経営にアドバイスしてくれる人が増えます。資本金を増やすために株式を発行し株主を増やすことには、経営を良い方向に進められるメリットがあるのです。

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資本金が多いメリットを活かすためのポイント

資本金が多いとメリットがあるとご説明しました。このメリットを活かすためには2つのポイントがあります。知っておきたいポイントについてご説明します。

資本金を活かすポイント1:世の中の資本金相場を踏まえる

上記で説明したとおり、資本金が多いと多くのメリットがあります。ただ、忘れてはならないのは、世の中の資本金相場を踏まえることです。

統計局の調査によると、法人全体の資本金は平均で300万円程度です。そのためこれを世の中の資本金相場と考え、どの程度の資本金を用意するか考える必要があります。

例えば資本金が多い方がメリットがあるからと、いきなり資本金1,000万円の法人を設立すると経営者に負荷がかかります。最初はメリットの一部を我慢して、世の中の相場よりも少なめの資本金にしても良いでしょう。

逆に資本金の平均は300万円であるものの、これ以上の資本金が必要となる場合があります。例えば建築業や旅行業などの許認可を得る場合、資本金の最低金額が定められています。業界の中での資本金相場がありますので、資本金が多いことによるメリットに注目するのではなく、業界内での相場に注目する必要があるのです。

相場とかけ離れた資本金は、何かしらデメリットがあると考えるべきです。逆に相場と同程度の資本金は、その金額に何かしらメリットがあると考えるべきです。

資本金を活かすポイント2:資本金を多くしすぎない

資本金を増やしすぎるとデメリットがあります。メリットとデメリットのバランスがありますので、その点は考慮しなければならないのです。

資本金が多いことによるメリットをご説明しましたので、「とにかく資本金は多いに越したことがない」と感じたかもしれません。そのような考え方は間違っていませんが、資本金を増やすとデメリットが生まれてしまいます。

もちろんトータルで見ると、資本金は多い方が少ないよりもメリットが大きいです。とはいえ、増やしすぎるのはよくありません。例えば資本金が多すぎると課税される法人税や法人住民税が高額になってしまいます。そのため、資本金を増やすことだけに注目しないように意識しておきましょう。

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まとめ

資本金が多い会社は社会的信用度が高まるなどのメリットがあります。そのため、できるだけ会社の資本金は多い状態にしておくべきです。メリットは最大限受けられるようにしましょう。

ただ、資本金が多すぎるとデメリットが発生する可能性があります。そのため、資本金が多いことによるメリットを活かせる金額に留めるようにしましょう。とにかく資本金を多くすればメリットが増えるわけではありません。会社の規模などに応じてメリットを得られる資本金の額は異なります。

もし資本金の金額に悩んでしまった場合は、「経営サポートプラスアルファ」にご相談ください。資本金の多い会社とするにあたり、どの程度の金額を選択すればメリットが最大化されるかをアドバイスします。

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