資本金が少ないとデメリットがある!?知っておくべき7つのデメリット

現在法人の資本金は最低1円と定められています。そのため会社設立時の負担を軽減するために、少ない資本金での会社設立を選択する場合があります。

ただ、皆さんもイメージできると思いますが、資本金が少ないとデメリットがあります。そのデメリットを踏まえて、少ない資本金とするかを決定しなければなりません。今回は会社設立で資本金が少ない場合、どのようなデメリットがあるのか解説します。

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資本金が少ない7つのデメリット

資本金が少ないと多くのデメリットが発生してしまいます。特にデメリットとして理解してもらいたいのは以下のとおりです。

  1. 社会的信用力が低い
  2. 事業拡大が難しい
  3. 債務超過に陥りやすい
  4. 借り入れがしづらい
  5. 法人口座が開設しにくい
  6. 増資をしにくい
  7. 負のループに陥りやすい

具体的に資本金が少ないとどのようなデメリットがあるのかをご説明します。

資本金が少ないデメリット1:社会的信用力が低い

資本金が少ないと社会的信用力が低くなるデメリットがあります。資本金の金額は法人の信用力を表すと考えられますので、少ない状況ではそれだけ信用力が低いと考えられてしまうのです。

基本的に資本金は会社の支払い能力を示すと考えられています。資本金が多い会社は支払い能力が安定していて、資本金が少ない会社は支払い能力が不安定だと判断されます。今回のように資本金が少ない状態で会社を運営していると、後者に該当して支払い能力が低いと判断されてしまいます。

このように判断されると、会社の運営にとってデメリットであるのは言うまでもありません。本来は特段支払い面で問題がなくても、資本金が少ないことから悪印象を持たれてしまうのです。取引先との口座開設に影響が出るデメリットも考えられます。

資本金が少ないデメリット2:事業拡大が難しい

資本金の少なさは事業拡大に影響を与えてしまいます。会社の資本金が少ないと、事業拡大が難しいデメリットがあるのです。

一般的に事業拡大をするためには、ある程度まとまったお金が必要です。このお金の調達方法は、資本金の利用や利益の蓄積、借入などが考えられます。この中で最も簡単なのが資本金の利用で、資金を増やして事業を拡大するケースは多々あるのです。

言い換えると資本金が少なければ、事業拡大が難しくなります。事業拡大に必要なお金を用意できませんので、思うように投資などができなくなるのです。融資を受けるにしてもすぐに融資が受けられるとは限りませんし、状況によっては融資を受けられない可能性もあります。

事業拡大が難しい状況は会社にとって大きなデメリットです。資本金が少ないことでデメリットを生み出さないようにしなければなりません。

資本金が少ないデメリット3:債務超過に陥りやすい

資本金が少ないと債務超過に陥る可能性があります。債務超過は会社にとって大きなデメリットですので、可能な限り避けられるようにしなければなりません。

債務超過とは一般的に会社の資産が負債を下回る状況を指します。資本金以外に資産がないと仮定すると、資本金が借入金が資本金を下回っている状況です。資本金を全て利用しても借入金の返済が出来ません。

債務超過に陥ってる会社は世の中的に経営が厳しいと判断されます。このような状況では仮に事業が波に乗ろうとしていても、追加で融資してくれるような銀行はなかなか現れません。経営面で行き詰まってしまう可能性があり大きなデメリットにつながってしまいます。

資本金が少ない状態では少しの借入ですぐに債務超過に陥る可能性があります。借り入れ自体は会社運営のために必要となるケースが多々ありますが、それによって債務超過とならないようにデメリットを避ける動きが必要です。

資本金が少ないデメリット4:借り入れがしづらい

上記でもご説明したとおり資本金が少ないと社会的信用力が低くなってしまいます。この社会的信用力が影響して、銀行の借り入れがしづらくなってしまいます。

基本的に銀行も慈善事業ではありませんので、返済能力がなければ融資をしてくれません。返済能力があるかどうかの判断は様々な基準があると考えられますが、社会的信用力が高いかどうかも一つの基準だと思われます。つまり資本金がしっかりとあり社会的に支払能力があるかどうかを確認されるのです。

明確に基準は公開されていないものの、このような基準があるとすると資本金が少ない状況ではデメリットです。資本金が少ないことによって、融資の審査で不利益を被ってしまうのです。資本金が少ないことで社会的信用力が下がってしまい、融資が受けづらくなるのはデメリットです。

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資本金が少ないデメリット5:法人口座が開設しにくい

社会的信用力の低さは法人口座の開設にも影響してしまいます。銀行も社会的信用力の低い会社に対しては評価が厳しく、法人口座を開設させてくれないデメリットに繋がります。

銀行はどのような会社に対しても法人口座を開設してくれるイメージがあるかもしれません。しかし実際にはそのようなことはなく、信用力の高い会社にしか法人口座を開設してくれません。万が一法人口座が悪用されてはなりませんので、法人口座の開設にあたり審査があるのです。

資本金が少ない会社では、この法人口座の開設の審査で落ちてしまう可能性があります。社会的信用力が低いデメリットがありますので、このデメリットが審査に影響するわけです。

ただ、デメリットがあるからといって必ず法人口座を開設できないとは限りません。法人口座を開設しにくいデメリットはありますが、絶対にデメリットとなるわけではありません。

資本金が少ないデメリット6:増資がしにくい

資本金が少ないと資本金を増資しにくいデメリットがあります。資本金が少ない状態を脱するためには増資をする必要がありますが、増資がしにくい場合があるのです。

会社が増資をする場合は、法人口座を用意してそこに増資する資本金を振り込みます。そして資本金の変更手続きをして、登記内容が変更されれば増資した資本金の会社に変更される仕組みです。

しかし、資本金が少ない会社は法人口座を設立できない可能性があります。つまり法人口座を保有していないため、会社の資本金を増資できなくなるのです。資本金の振込先がありませんので、八方塞がりになってしまいます。

増資がしにくいのは、資本金が少ない直接的なデメリットとは言えないかもしれません。ただ、多くのデメリットが重なって、最終的には資本金の増資がしにくいというデメリットも生み出してしまいます。

資本金が少ないデメリット7:負のループに陥りやすい

資本金が少ない状態では、負のループに陥りやすくなります。様々なデメリットが絡み合って、新たなデメリットを生み出してしまいます。

例えば繰り返しご説明しているとおり、資本金が少ない会社は社会的信用度が低いデメリットがあります。このデメリットが影響して、融資を受けられなかったり法人口座の開設ができなかったりします。

そしてこのような状況では、思うように事業拡大ができないデメリットがあります。銀行からの借り入れが難しくなりますし、増資もできません。また、法人口座がなければクライアントとのお金のやり取りも複雑になってしまいます。デメリットがさらなるデメリットを生み出してしまうのです。

資本金が少ない状態で会社を設立すると、それだけでデメリットを被ってしまいます。そしてそのデメリットから抜け出そうとしても、なかなか抜け出せない別のデメリットも生み出してしまうのです。

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資本金が少ないデメリットを解消する方法

資本金が少ない状態では多くのデメリットがあるとご説明しました。そのため、資本金が少ない状態はできるだけ早く解消するべきです。この解消方法には以下の2つが考えられます。

  1. できるだけ早く増資をする
  2. 法人への貸付を行う

それぞれどのような方法であるのか解説します。

デメリットの解消方法1:できるだけ早く増資をする

ご説明したとおり資本金が少ない状態にはデメリットがあります。そのため、このデメリットを解消するためには、できるだけ早く増資するのが一番です。増資すれば資本金の金額が増えますので、デメリットの解消が可能です。

ただ、ご説明したとおり増資するためには、法人口座の開設が必要です。法人口座がなければ払込先がありませんので、増資ができなくなってしまいます。つまり、この方法では資本金が少ないデメリットを解消できないのです。

もし資本金が少なくても法人口座を開設できているのであれば、できるだけ早い段階で増資は済ませておくべきです。資本金が少ない状態は会社運営にデメリットを与えますので、できるだけ早く解消しておくべきです。資本金を増やす手続きには費用が発生しますが、デメリットを鑑みると多少負担してでも早く済ませておくべきです。

デメリットの解消方法2:法人への貸付を行う

法人口座がなく事業拡大などに利用する現金がない場合は、法人への貸付を行います。役員など個人のお金を法人に貸し付けて、そのお金を会社運営に利用するのです。銀行がお金を貸してくれない代わりに、個人が貸すと考えれば良いでしょう。

この方法は一見すると便利なように思いますが、法律上の問題が発生しないように注意が必要です。役員といえども会社とは異なった個人ですので、お金のやり取りには注意しなければなりません。

例えば個人がお金を貸し付ける場合でも、金利の設定が求められます。個人からお金を借りることによって、一般的に支払うべき利息を回避したと、税務署に指摘されないようにする必要があります。

法人への貸付は個人で処理できるものではありません。専門家に頼んで必要な手続きを踏んでもらうのが望ましいのです。一見すると非常に便利な方法ですが、実は手間がかかるなどデメリットも多い方法です。

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まとめ

資本金が少ないと会社にとって様々なデメリットがあります。今回ご紹介しただけでも7つのデメリットがあり、会社の運営にあたり大きな影響を与えるものばかりです。特に社会的信用力の低さは様々な方面に影響するデメリットですので、必ず理解しておくようにしましょう。

資本金が少ないと多くのデメリットがありますので、できるだけ早く資本金が少ない状況は解消するべきです。多くのデメリットを抱えたまま会社を運営するのは望ましくありませんので、資本金を調達する方法を決定し行動に移さなければなりません。

ただ、資本金が少ない状態では増資がしにくいなどのデメリットもあります。そのため、やるべき対策に困った場合は「経営サポートプラスアルファ」にご相談ください。多くの会社設立に携わってきたプロが資本金が少ないデメリットの解消方法をご案内します。また、これから会社を設立するにあたり「資本金が少ないとデメリットが多いのか」「今の創業計画のままで大丈夫だろうか」などと感じた人も是非ご相談ください。

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